解説
空所の直前に前置詞の of がある点に注目します。「前置詞の目的語」の位置には名詞を置かねばなりません。その位置に動詞を置きたいので「動名詞」となります。否定語は動名詞の前に置きます。
never have being は動名詞を置くべきところに、have が来ることになりますので使えません。さらに、have + ~ing とおかしなつながりになっています。
never have been も動名詞が置かれていません。have + 過去分詞の繋がり自体は間違っていません。
「仕事に決して遅刻したことがないことは誇って良い」となります。You can be proud of 部分が「現在形」の時制で書かれているのに対して、「決して遅刻しなかった」と述語動詞(この文では can be )との時制のズレを表す場合に「完了動名詞」を用います。
「完了動名詞」は having+過去分詞 で表しますので、having been late となり、否定語の never を前に置きます。否定語はその語の「後ろ」を否定しますので、having never been のような語順にはなりません。
「時間を厳守する」の形容詞は punctual です。punct- の部分は「針のように尖った器具」の意味があり、puncture「パンク」や punctuate「〜に句読点をつける」なども同じ語根です。いずれも「針で刺す」というイメージと関連していることになります。