解説
including は「前置詞」扱いで「〜を含めて」の意味です。
動詞の原形としての include(他動詞)を置くと、technology が主語になるはずですが、その前にあるのは前置詞の by です。前置詞は S+V... の形を続けることはできません。
to be included を「 to不定詞の形容詞用法」と捉えれば、直前の technology を修飾するという理屈は通りますが、to be included の後ろに続いている名詞が浮いてしまいます。他動詞 include が be included と「受け身」になっているのに、目的語をさらに置くことはできません。
including は前にある名詞(ここでは technology )について、具体例を続ける場合に使われます。for example や such as と同じような使い方で覚えておきましょう。
included と混同しやすいです。included は「形容詞」扱いで、名詞の「後ろ」に置いて使います。service tax included 「サービス税込」のような使い方です。さらに、include の形容詞は inclusive もあります。
inclusive は「〜を含めて、〜込みの」の意味だけでなく、「あらゆる人々を受け入れた」の意味でよく目にします。an inclusive peace process と言えば「包括的な和平プロセス」となります。反意語は exclusive 「排他的な」です。exclusive economic zone で「排他的経済水域」です。派生語や反意語を見ていくと、語彙力はどんどん膨らんでいきます。「覚え切れないから」と諦めずに、辞書でチェックしていきましょう。目に触れるようにするだけでも差が出ます。