解説
「(天体の)月」については、the moon と表記し、通常は the をつけます。the Moon とする場合もあります。
名詞として moon を無冠詞で使う用法は通例ありません。ただし、there 構文を使って、There is no moon tonight. 「今夜は月が出ていない」という表現します。
「満月」など、月の特定の状態を言う場合は、a full moon と不定冠詞の「a」をつけて使います。once in a blue moon「ごくまれに」は慣用表現としておさえましょう。
The moon is leaving us And we can’t stop it.(月が我々から離れていくのを、我々は止められない。)
毎年、約1.5インチ( about an inch and a half )ずつ、月は地球から重力の関係で遠ざかっているそうです。毎年4センチほどですから、もちろん目に見えるような変化ではありません。
「月」は the moon、「太陽」は the sun です。「地球」はどうだったでしょうか? 通例は the earth です。他の天体と区別する場合などは、大文字ではじめて the Earth も Earth とする場合もあります。
earth を用いて疑問詞を強調する「いったいぜんたい」の表現は、on earth となり、the はつけません。What on earth are you talking about?(いったい君は何の話をしているんだ)
同じように疑問文を強調する world を使った表現は、in the world となり、こちらは the が必要です。What in the world are you doing?(お前はいったい何やっているんだ)これは入試問題で出題例がいくつかあります。
https://www.theatlantic.com/science/archive/2021/09/moon-moving-away-earth/620254/