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解説
あまり見慣れない2つの国名が書かれています。アルメニアが実効支配するアゼルバイジャン領のナゴルノ・カラバフ(Nagorno-Karabakh)地域をめぐる軍事衝突が1994年以来、2020年に大規模に再燃しました。一時的に「停戦(cease-fire)」に合意したが先行きは不透明なようです。
A. fire extinguishing は「消火」のことです。extinguishで「〜を消す」の意味は覚えているでしょうか。B. disappearanceは「消滅」です。動詞はdisappear です。反対はおなじみの appear です。その名詞形は appearanceですね。
この地域はアジアとヨーロッパの境にあり、過去何世紀にも渡り、主としてイスラム教のアゼルバイジャンとキリスト教のアルメニアが領有権を主張して、衝突が繰り返されています。アゼルバイジャンはトルコの支援があり、アルメニアはロシアの後ろ盾があり、ロシア vs トルコの「代理戦争」( proxy war ) という見方もあります。石油やガスのパイプライン ( pipeline ) が近いなど、両国にとって利害が大きく絡む地域のようです。