解説
*三択問題に変更しています。
(_____) her to realize と続いていますので、V + O + to doとなる動詞を選びます。enable O to do で「 O が〜できるようにする」です。
make は「make + O + 原形」 となります。O + to do ではありません。
tell は「 V + O + to do 」とすることができますが「 O に〜するように言う」となり、ここでは意味が合いません。
Nothing in her experience would have (_____) her to realize the true nature of the problem.
立教大*三択問題に変更しています。
(_____) her to realize と続いていますので、V + O + to doとなる動詞を選びます。enable O to do で「 O が〜できるようにする」です。
make は「make + O + 原形」 となります。O + to do ではありません。
tell は「 V + O + to do 」とすることができますが「 O に〜するように言う」となり、ここでは意味が合いません。
Nothing in her experience would have enabled her to realize the true nature of the problem.(これまでの彼女の経験だったら、その問題の本質に気づくことはできなかっただろう。)
語法が問われる問題はたくさんありますが、なかでも、「 V + O + to do 」を取れるか取れないかは頻出ですので、普段からアンテナを張っておきましょう。
この文で、would have p.p. の時制が使われている点に気がついたでしょうか。これは「仮定法過去完了」の帰結と捉えるとうまく行きます。Nothing in her experience に仮定の意味が込められていることになります。
「仮定法過去完了」は「過去の事実に反する仮定」ですので、「問題の本質に気づくことができなかっただろう」ということは、過去の事実として「(今回は)気づくことができた」と解釈することになります。
こうした細かな英文解釈(精読)が、長文読解の内容真偽問題で問われていることが多々あります。