解説
allow O to do 「Oが〜するのを許す」の受け身の形ですので、be allowed to do となります。
allow は他動詞が基本です。自動詞もありますが、allow to do という形は出てきません。return が動詞である点も確認しましょう。
have allowed を他動詞として機能させるためには、目的語が必要です。ここでは、return あるいは、return to work を目的語にしなくてはならなくなり、意味の通る文をつくれません。
Essential workers in New York State may be allowed to return to work five days after testing positive for the virus.(ニューヨーク州のエッセンシャルワーカーは、ウイルス検査で陽性と判定された後、5日間で職場に復帰できる可能性があります。)
ニューヨーク州では人々の生活維持に欠かせない労働に従事している、いわゆる「エッセンシャルワーカー」に対して、雇用主の判断でコロナ感染症の陽性反応があっても、ワクチン接種が済んでいる人であれば、5日間で仕事に復帰できるようにルールを変更しました。もちろん、発熱などの症状がある場合は除きます。
この措置により、隔離期間はこれまでの半分に短縮され、仕事への復帰が早まることになります。オミクロン株の感染が拡大している中、陽性でも症状が出ない人を早く職場に復帰させることで、社会の停滞を防ぐ狙いがあるようです。
https://www.nytimes.com/2021/12/24/nyregion/new-york-quarantine-policy-covid.html