解説
*三択問題に変更しています。
空所には S+V+O という完全文が続いています。完全文をひとまとめにする働きがあるのは「接続詞」です。したがって、Although を選びます。
despite は「〜にもかかわらず」という「譲歩」の意味がありますが、「前置詞」ですので、完全文をひとまとめにすることはできません。
however は「逆接」と考えても、通常、前の文との逆接ですので、意味が通りません。また、品詞は「接続副詞」であり、接続詞ではありませんので注意が必要です。
Although Tokyo has a relatively small land area, it has a huge population.(東京は国土が比較的狭いにもかかわらず、膨大な人口を擁しています)
Although S+V+O, S+V+O. という構造です。このとき、Although S+V+O のかたまりを「従属節(副詞節)」と呼び、これに続く S+V+O のかたまりを「主節」と呼びます。
However S+V+O というかたまりを作っても問題がなさそうですが、However には接続詞の働きがないため、However S+V+Oという「従属節(副詞節)」を作ることができません。However は「接続副詞」です。英語では、完全な文と完全な文をカンマで結ぶことはできません。S+V+O, S+V+O. はダメです。これに「接続副詞」を加えても、「副詞」と同じような働きしかできず、副詞+S+V+O, S+V+O. は成立しません。
文法の正誤問題で頻繁に出題されるポイントです。