解説
"*オリジナルは四択ですが、三択に変更しています。
being を入れると「分詞構文」が完成します。This being the case は「そういう状況であれば」とか「こういう状況だから」という意味です。定型の表現として覚えている方もいると思います。
is を入れると、This is the case となり、SVC の「完全文」が出来上がります。how can we improve our present condition? は疑問文ですが、やはり「完全文」です。英語には「完全文と完全文をカンマだけで結んではならない」という鉄の掟があります。こうした文をネイティブに見せると run-on sentence と言われてチェックが入ります。
This to be the case となった場合、to 不定詞句の前に This が置かれたと理解しても、This の役割がありません。仮に、to 不定詞の「意味上の主語」とするなら、for A となるはずです。
be 動詞が絡んだ問題を出題すると、正答率が急に下がります。「be動詞アレルギー」とでも呼びたくなる現象があるみたいです。being が having been と「完了の分詞」になったり、being + 過去分詞 ( p.p. ) と「受け身」になったり、さらには having been + 過去分詞と「完了の分詞の受け身」になると少し混乱するかも知れません。これは慣れが大きいと思います。見慣れていないものには「違和感」を感じてしまうものです。まずはbe動詞がどのような形で使われる可能性があるのかをしっかり意識して整理することが大切です。