解説
"*オリジナルは四択ですが、三択に変更しています。
助動詞が絡むと難しく見えるでしょうか。動詞関連の語句が選択肢に並んでいるときは、真っ先に「態」を確認します。「能動か受動か」ということです。might have expected だけが能動です。空所の前の one を主語と捉えて、能動を選びます。この one は「一般的な人」を指します。
could be expected, had been expected は時制の違いはありますが、いずれも「受動」になっています。この観点で消去できます。one が主語ですから、could be expected でも had been expected でも「期待される」の意味になってしまい、one が期待される対象となっておかしな意味になります。
one の直前に比較表現で出てくる than があります。この than がここでは関係代名詞的に使われている点をチェックしましょう。than one might have expected の expected には目的語がありませんが、その役割を関係代名詞的(ここでは目的格)に than が果たし、a much smaller affair が「先行詞」となります。
「結婚式は、その家族の地位や富を考えると、期待していたものよりはるかに小規模なものだった。」
given の用法は要注意です。ここでは「前置詞」で使われています。「〜を考慮に入れると」の意味です。given (that)節 となって「〜と仮定すると」の用法もあります。「仮定する」と言っていますが、時制に「仮定法」は通常使いません。
その他、given を形容詞で使った at any given time 「いつでも」はよく目にする表現ですので、覚えておきましょう。