解説
pharmaceutical companies で「大手製薬会社」を指します。コロナウイルスのワクチンに関する patents 「特許」の話をしています。pharmaceutical は発音が少し難しいです。
insurance companies なら「保険会社」です。insurance は life insurance「生命保険」health insurance「健康保険」car insurance「自動車保険」travel insurance「旅行保険」のように使えます。
technology companies なら通常は「ハイテク企業」です。company という名詞を修飾するので、形容詞の technological となりそうですが、「名詞+名詞」で前の名詞が後ろの名詞を修飾するパターンもたくさんあります。
be compelled to do ですから「〜することを余儀なくされる」です。compel A to do の受け身ですね。
waive は他動詞で「(権利など)を放棄する」の意味です。「波;手を振る」の wave と同音です。
コロナウイルスワクチンの特許を手放すことを製薬会社は強制されるべきか?という話題です。ワクチンの研究開発、臨床試験、製造には、数千億円とも言われる莫大な費用が必要とされていますので、これらを回収するために製薬会社が特許を手放すことは考えられませんが、今回のコロナウイルスに関しては「人類が直面している危機」でもあり、開発を急ぐためにも、多額の公的資金が投入されているとのことです。そのため、特許やデータを公開すべきという圧力がかかっているようです。「公的資金」は taxpayers' money と表すことができ、これによって私企業が利益を上げることには抵抗があるのかもしれません。
https://www.independent.co.uk/independentpremium/news-analysis/vaccine-patents-waive-coronavirus-intellectual-property-b1840405.html